進学して活躍する卒業生インタビュー

interview 10

奥村 巴菜
陶芸作家
奥村 巴菜
2013年 女子美術大学大学院博士前期課程美術
研究科美術専攻工芸研究領域(陶)修了

自分の「やりたい!」を
思う存分探求しよう。

工芸専攻を選択し、今に至った経緯を教えてください。

小さな頃から美術館で工芸作品を見たり、工芸に関する本を読んだりしていて、工芸に興味がありました。

作品
作品
制作風景
制作風景

学生生活のなかでのターニングポイントを教えてください。

大学2年生の時、初めてギャラリーを借りて友人と2人展をしました。そこで日本や海外の方に作品が売れたことが作家を目指すきっかけになりました。人生で初めて作品を人に買ってもらえたこの時の気持ちは思い出すとドキドキします。また、在学中にコンペに色々挑戦して賞を頂いた経験も大きなきっかけになりました。

大学院に進学したことが今の活動にどう活きていますか?

大学を卒業する頃には「もっとあれもやってみたい…これもやってみたい…」が出てきていて、その希望を叶えることが出来たのが大学院です。女子美の工房の設備は素晴らしく、実験や研究をするには最高の環境でした。作家として巣立つ前に集中して存分に制作と研究が出来た2年間は今に繋がるとても重要な期間だったと思います。

修了後に苦労したことなど、現在に至る道のりについて、もしよろしければ教えてください。

制作を続ける場所や環境を整えるのがかなり大変で、気力だけではどうにもならない面がありました。
最初から作品がポンポン売れることはなかなかなく、家族や周りの協力なしでは続けられませんでした。自立したいのに実家に長々と暮らしていた時間は半人前な気がしてとてももどかしかったです。

作品
作品

今後について、どんなことを考えていますか?

SNSでたまに海外の方から直接ご連絡をいただいて作品を購入してくださることもあるので、いつか海外でも展示会をしてみたいなと思っています。

後輩に、作家としてやっていくためのアドバイスをお願いします。

とにかく諦めないで作品を作り続けることが大事だと思います。あと、大学時代に人脈をたくさん作っておくこともとても重要です。「女子美術大学で私はこういうことをやっています。お話を聞かせてください!」と他の機関に乗り込んでいけるのは学生のうちの特権です。(私は実際他大学の昆虫学者さんや海外に住む学者さんと会ったり話したりたくさんしました。今もこの繋がりはすごく大切です。)

これから女子美を受験しようとしている人たちになにかメッセージがありましたらお願いします。

女子美は自分が「やりたい!」と思えばいくらでも存分にやれる場所です。それだけの環境が揃っています。遠慮や自信のなさみたいなものは遠くへ放り投げて女子美で思い切り楽しんでください。

その他、何かありましたら教えてください。

女子美で学べてよかったです!良い先生方にも恵まれて大変感謝しています!

※2023年時点のインタビューです。