人の心や暮らしを、楽しく豊かなものに。
女子美の工芸では、伝統に根ざした
技術と知識を学び、
自由で独創的な造形を
体得することで
多様な発想を形へと
表現していける力をつけていきます。
手仕事の可能性を追求しながら、
ものを見る直感力を身につけ 未来を創造する力、
豊かな人間力を養います。
そして創作を日々とする創り手を育てることを
目標としています。
1年次は染・織・刺繍・陶・ガラスの5つの分野の体験を通して、素材の特性を理解していきます。
2年次前期はテキスタイル(染・織・刺繍)コース 、陶・ガラスコースに分かれ、
後期からはさらに専門性を高めるためにそれぞれの分野に進みます。
3・4年次は技術の習得だけでなく、幅広く創作活動を展開していきます。
素材から作り出し、自らの手で根気よく形にしていく工芸では、手仕事の可能性を追求し、
次世代の作家・デザイナーとして柔軟な思考で新しい創作を開拓できる人材を育成します。
本専攻ではデザイン力を養うことも大切にしています。
それは現代の創作を生み出す推進力となり私たちの心地よい暮らしの実現を可能にします。
工芸専攻は1949 年、「自らの手で美しい物を制作する楽しさと使う喜びを知る」という教育理念を基に設立されました。
当初は染、織の2つの分野でしたが、特色ある染織教育は、日本の工芸教育の先駆的な役割を果たしました。
1990年相模原へ移転の際、ガラスを含む「陶」コースが開設されました。2010 年の改組に伴い、
1900 年に女子美術学校開設と同時に創設された「刺繍」が短期大学部から加わり、5つの分野を学べる専攻となりました。