土と水と火の芸術 陶
粘土や釉には様々な種類があり、焼成にも様々な方法があります。
その組み合わせ方によって多彩な陶独特の素材感が生まれます。
土の性質を学び、釉薬を自ら調合し、窯で焼く、制作の行程全てに学びがあります。
自分の表現したいことにつながる素材感を発見し制作に挑戦します。
作品を焼成する窯場には、ガス窯と電気窯を完備しています。電気窯は9基あり、大きな作品を制作する学生も多い本校では、窯入れしやすいよう棚板が前方に引き出せるスライド式の窯も充実しています。窯入れ・窯出し・焼成は学生主体で責任を持って行い、経験を積みます。また、窯場には大きな陶板を制作できるセラローラなどの設備も充実し、窯場の外は黒陶が行えるよう整備しています。
大きな作品も焼成できるよう大きなガス窯を設置しています。焼成時は学生がグラフを記入し、温度を調整します。電気窯とは異なり、窯の仕組みを知り、火を知る窯です。
粘土を使いやすい状態にするため、専用の設備を用意しています。制作にどの土を選ぶかはとても重要です。欲しい土がなければ、作品に合う土を調合します。
独自の釉薬調合レシピが豊富にあり、テストピース資料が充実しています。釉の色合いの他、溶け具合や質感からも発想を得て制作に活かしています。
陶芸の産地へ行き、現地の土屋さんや原土山で体験学習を行います。土の素材を知る貴重な機会です。(研修旅行先・内容は実施年により変わります)